水分補給を甘く見ている人が多すぎる。
人間は1日に最低でも2.5Lの水分を飲んで、補給しなければいけない。
私自身、日頃から水筒やペットボトルを持ち歩くことを心がけているし、両親には「水分補給をこまめに摂るんやで。特に夏場は1時間にコップ一杯は水を飲まないとイカンぞ。」と口酸っぱく説明している。
そんなある日、某企業様から「ウォーターサーバーの宣伝をしませんか?」と話があったので、ウォーターサーバーについて改めて調べてみた。
今回はウォーターサーバーについて調べた結果、一人暮らしにウォーターサーバーは必要ないことが分かったので記事にまとめる。ウォーターサーバーの宣伝はお断りしました。ヽ(=´▽`=)ノ
通販でペットボトル定期購入がもっとも安い
結論から入ってしまうと、ウォーターサーバーを導入するよりもAmazonでペットボトルを定期購入した方がおトク。
ウォーターサーバーを契約 | ペットボトルを定期購入 | |
レンタル代(毎月) | 0~4,000円 | 0円 |
購入費(水24L分) | 2,600~4,000円 | 1,392円 |
電気代(毎月) | 300~400円 | 0円 |
合計 | 2,900~8,400円 | 1,392円 |
ウォーターサーバーを使うメリットは本当に無い。
すでにウォーターサーバーを使っている人は急ぎ解約をして欲しい。
日本の浄水処理は世界トップレベル
他の国では、飲用水は購入することが当たり前だ。
世界全体では蛇口の水が飲める国はたった10カ国程度しかない。
私達が済んでいるアジア圏で国を挙げれば、『日本』と『アラブ首長国連邦」のたった2カ国のみ。
水道水が飲める数少ない国の1つに私達が住んでいる日本が入っているのは幸運なこと、だということに我々日本人はもっと意識するべき。
水道料金を払っているとはいえ、ほぼタダ同然で飲用水が手に入る日本に住んでいてウォーターサーバーを購入する必要があるだろうか。いやない(反語)。
この恵まれた日本でウォーターサーバーを購入するメリットは薄い。サガミオリジナルくらい薄い。
ウォーターサーバー導入でかかるコストは重い
ここからはウォーターサーバーを実際に導入したら、どれくらいコストがかかるのかを調査していく。
ウォーターサーバーのコスト
- サーバーレンタル代
- 飲用水ボトルの購入費
- 電気代
- メンテナンス費
上記した4つコストが消費者に重くのしかかる。
サーバーレンタル代
ウォーターサーバーの本体をメーカーから借りるための費用。
基本的には月額費用0~4000円くらいでウォーターサーバーをレンタルする。つまりはサブスクリプションサービスだ。
月額支払なので、ウォーターサーバーを全く使わなくなったとしても、支払いは継続しなければならない。
しかも、最低契約年数が決まっているケースが多く、2~3年以上使わないで契約を解除した場合は、契約解除違約金を支払わなければいけない。
契約解除違約金は10,000~30,000円ほどで、レンタル費用が高いウォーターサーバーであればさらに高額になる。
契約期間を決めてしまうのは、消費者にとってはデメリットしかない。
飲用水ボトルの購入費
ウォーターサーバーを使用するためには、レンタルしたウォーターサーバー専用の飲用水ボトルを購入しなければいけない。しかも、この飲用水ボトルは高額。超高額。
各メーカーで金額は振れ幅があって、12Lボトルで1,300~2,000円。
つまりは飲用水ボトルを購入するだけで、1L当たり100円以上のコストがかかってしまうんだ。
メーカーによってボトルの容量は変わるんだけど、1Lあたりの単価を比較するとどんぐりの背比べで価格に大きな差はない。談合の臭いがするぞ…
スーパーで売っている2Lペットボトルは60円~80円で購入できるので、比較するとウォーターサーバーの方が3倍以上コストが高くなる計算になる。これは痛い出費だ。
電気代
そう思っていた時期が僕にもありました。
ウォーターサーバーは24時間通電し続けなければいけない。
水の温度を維持するために使う電力は少ないのだけれど、水を冷やしたり、温めたりするのに使う電力はたくさん必要らしい。たぶん、冷蔵庫やエアコンと同じ理屈。
新しいモデルのウォーターサーバーは、省エネモードが搭載されていて使用電力を抑えることが可能みたい。
意外にもウォーターサーバーにかかる電気代は少なく、24時間つけっぱなしの電気代で毎月300~800円と決して多い出費ではない。しかし、大きな出費でなくとも必要な出費であるとは思えない。私はね(倒置法)。
メンテナンス費用
意外と盲点になりやすいのがメンテナンス費だ。
ウォーターサーバーは2~3年のレンタル契約を強制的に結ばされる。その間にもウォーターサーバーは動き続けるのでメンテナンスが必要なんだ。
メンテナンス費用は0円~10,000円と幅が広すぎるので注意が必要だ。
仮に導入を検討するのであれば契約前に必ずチェックしなければなるまい。しないけど。
当然のように、使用者の過失でウォーターサーバーを壊してしまった場合は修理費用が請求される。
メンテナンスを怠っても過失になる可能性は0ではなく、「1年に1回はメンテナンスをしていませんよね?メンテナンスをしてなかったから壊れたんじゃないですか?」と言われれば消費者は泣き寝入りする他ないだろう。怖い。
ウォーターサーバーの設置はデッドスペースを生む
病院や携帯ショップでウォーターサーバーを見たことのある人は分かるだろうけどウォーターサーバーは大きい。
大きいものを家に置くのだから、部屋の一画をウォーターサーバーが専有することになってしまうんだ。
掃除をするにも、ウォーターサーバーは大きいので動かすのが手間だし、もしも壊してしまったら修理費用を請求されるに違いない。そんな恐怖に怯えながら生活したくない。
ウォーターサーバーのせいで家は狭くなり、掃除は手間にもなり、部屋のレイアウトも難しくなるのでデメリットは大きい。
どうしてもキレイな水道水が飲みたいなら「浄水器」
ウォーターサーバーのコスパが悪いことは分かったけど、ペットボトルは重いから毎回買い物に行くのは嫌だよ~、という人は家の蛇口に浄水器を設置することで解決。
一度取り付けてしまえば、定期的にカードリッジフィルターを交換するだけで、水道水を塩素を除去した綺麗な水にすることができる。
しかし、こちらも導入コストとランニングコストは結構かかる。
有名な浄水器では、東レの「トレビーノ」やパナソニックの浄水器が挙げられるので、聞いたことのある人は多いと思う。
どれも導入コストは3,000~5,000円ほどで「あれ?安いんじゃない?」と思われがちだけど、浄水カートリッジを定期的に2~3ヶ月毎に交換する必要がある。
浄水カートリッジは1つ3,000円ほどなので3ヶ月で交換した場合、1ヶ月換算で1,000円程度のランニングコストが発生する。メーカー側が”消耗品で儲けていこう”としている姿勢がはっきりと見えてくるよね。大人汚い。
水道水を飲めばいいじゃない。すずを
一人暮らしにウォーターサーバーを導入するのは、超絶ナンセンスなので絶対に止めておいたほうがいい。
飲用水ペットボトルをまとめて買うことで、重い荷物を持つこともなく、ウォーターサーバーを導入するよりもかかる費用を安くすることができる。
しかし、冒頭で言ったように日本は水道水を飲むことができる数少ない国。
そんな素晴らしい日本という国に住んでいるのでぜひ水道水を飲んでいただきたい。
水道水を飲めばわざわざ買い物に行く必要もなく、余計な出費もなくなる。
日本を愛せ。水道水に恋しろ。