2021年、ついにあのXiaomiが日本へ進出してきた。Mi 11 lite 5Gの発表はスマホオタクの記憶に新しいと思う。
そんなXiaomiのフラグシップモデルこそがMi 11 Ultraだ。
カタログスペックを確認する限り、Mi 11 Ultraのスペックは2021年最高と言っても過言ではない。
カメラ、処理能力、ディスプレイ、バッテリー容量の全てが最強のMi 11 Ultraを今回レビューしていく。
Mi 11 Ultraはカメラに特化した最強スペックスマホ
Mi 11 Ultraは、Xiaomiが発売した2021年のフラグシップモデル。
最新のCPU、最強のカメラ性能、最高のディスプレイ性能を搭載した付加価値モリモリのパワー型のスマホ。Mi 11 Ultraの特徴は下記。
- Snapdragon 888搭載
- 2021年最高のカメラ性能(DXO MARK 1位)
- 最高5000万画素のカメラ
- 背面ディスプレイ搭載
- 超キレイなディスプレイ
- 大音量のデュアルスピーカー
- 5000mAhの大容量バッテリー
強いところを全部集めました、を地で行くのがMi 11 Ultraの正体。
サイズが大きいのに持ちやすいラウンド形状
サイズと重量は2021年時点で発売されているスマホの中でMi 11 Ultra最も大きくて重い。しかし手に持って操作してみると意外にも持ちやすい。
Mi 11 Ultraはラウンド形状を採用しており、角が無くて手に馴染みやすい。たぶんXiaomiの技術力のおかげ。Xiaomiしゅごい。
Mi 11 Ultraのスペック
サイズ(横×高さ×厚み) | 74.6mm × 164.3mm × 8.4mm(カメラ部10.3mm) |
重量 | 234g |
CPU | Snapdragon 888 |
CPUコア数 | オクタコア |
メモリ(RAM) | 12GB |
ストレージ(ROM) | 256GB |
バッテリー容量 | 5000mAh |
ディスプレイ | 有機EL |
画面サイズ | 6.81インチ |
リフレッシュレート | 60~120Hz |
カメラ画素数 | 約5000万画素(広角) 約4800万画素(128°超広角) 約4800万画素(望遠) |
ワイヤレス充電 | ○ |
SIM | Nano SIM×2 |
Mi 11 Ultraは激デカ、激重
Mi 11 Ultraはスペックも最強だけど、サイズも重量も最強。
Mi 11 Ultraの重量はスマホの中で最も重い240g。なんと単三電池10本分の重量。重すぎ。
ここにケースを合わせると274gまで重量は跳ね上がる。
これだけ重いと鈍器として使用することも可能。Mi 11 Ultraは凶器にだってできるスマホなんだ。
Mi 11 Ultraはサイズが大き過ぎ。iPhone SEと比較した写真は下記。
Mi 11 Ultraの片手での操作は男性でも難しい。
大きさの原因は間違いなくカメラユニットの存在。
Mi 11 Ultraはカメラの出っ張りがエグい
Mi 11 Ultraの背面カメラユニットはデカすぎ。
その暑さはなんと1円玉2枚分。
1円玉が2枚分の出っ張りは許容したMi 11 Ultraのデザインは攻めすぎて逆に好き。
背面ディスプレイ搭載
Mi 11 Ultraにはカメラ部にもディスプレイが付いている。有機ELを採用しているのでディスプレイは超キレイ。
背面ディスプレイでは時間、バッテリー残量が確認できる。
音楽再生中は再生の停止、次の曲、前の曲の操作もできる。
設定を変更することで、写真を背面ディスプレイに表示させたり、アニメーションを表示させたりすることも可能。
背面ディスプレイをカスタマイズできるのは面白い。
Mi 11 Ultraのスペックは文句のつけようがない
Mi 11 Ultraはスペックが高すぎ。
サイズが大きくて、重量が重い分、スマホの能力はとても高い。
Snapdragon 888搭載
Mi 11 Ultraは2021年時点で最高性能CPUのSnapdragon 888を搭載している。
処理能力が高すぎて、性能を十全に発揮できるアプリが存在しない状態。性能は高いに越したことはないので無問題。力こそパワー。
メモリ12GB
Mi 11 Ultraの内蔵メモリ(RAM)は12GB。スマホの中ではトップクラスのメモリ量。
12GBあればアプリの同時処理もサクサク。You Tubeをバックグラウンドで再生しながら、ウマ娘を起動してもスムーズにプレイできる。
AnTuTuベンチマークスコアは79万点
Mi 11 UltraのAnTuTuベンチマークのスコアは驚異の79万点超え。
50万点を超えればハイエンドスマホと言われ、60万点あれば全ての動作をストレス無く行うことができる。
同じSnapdragon 888を搭載しているGalaxy S21のAnTuTuベンチマークスコアが66万点だった。Galaxy S21のレビュー記事は下記。
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どうしてこんなに差が出たのか。私には全くわからない。
ディスプレイは有機EL、リフレッシュレート120Hz
Mi 11 Ultraの画面は1秒間に120回表示が切り替わるので、操作感は指がディスプレイに吸い付いているようにヌルヌル。
有機EL、120Hzを一度体感すると低リフレッシュレートには耐えられない身体になってしまう。
私は120Hzに慣れてしまった。もう60Hzには戻れない。悔しい。
音量は大きく、高音域が強め
Mi 11 Ultraはデュアルスピーカー搭載。
音質は低音・高音域の表現が強く、ロックなどの激しめの曲を聞くには非常に良い。
Mi 11 Ultraは、harman/kardonチューニングのステレオスピーカーを搭載している。
ボリュームはかなり大きく、最大音量で音楽を流すとマジでうるさい。
音声作品やYou Tubeを見る時は声などの中音域がメインになるので、BGMの表現がより耳に入ってきてしまい若干声が聞き取りにくくなる様に感じた。
音楽を楽しむならMi 11 Ultraは最高。
画面内指紋認証がめちゃくちゃ早い
Mi 11 Ultraの画面に指がちょっと触れただけでロックが解除される。その速度たるやマジで爆速すぎて笑いが出てくる。
しかも指紋認証の精度も高い。技術進歩しすぎ。
120W充電対応 19分でフル充電
Mi 11 Ultraはワイヤレス充電80W、有線充電で120Wに対応している。
Xiaomiの公称スペックの通りだと120Wで充電した場合、0%→100%のフル充電がたったの19分しかかからないらしい。
2021年現在では最も早く充電ができるスマホはMi 11 Ultraで間違いない。
ワイヤレス充電、ワイヤレスパワーシェア対応
Mi 11 Ultraはワイヤレス充電に対応している。流石Xiaomi、抜かりがない。
しかも、ワイヤレスパワーシェアにも対応しているので、Mi 11 Ultra単体でワイヤレス充電対応のデバイスに給電することが可能。
簡易のモバイルバッテリーとしても使用できるMi 11 Ultraの汎用性は高い。
フローティング機能で全てのアプリをピクチャーインピクチャー
フローティング機能は、アプリをミニウィンドウとしてディスプレイに表示できる。
全てのアプリに対応しているので、Twitterやブラウザ、ゲームアプリもピクチャーインピクチャー可能。
ブラウザで調べ物をしながらLINEを返信するなど、汎用的な機能で嬉しい。
セカンドスペース機能:1台で2台分のスペース
セカンドスペースは1台のスマホに2台分の機能を使える機能。
仕事とプライベートを分けたり、見られたくないアプリを隠すことができる。
切り替えには指紋認証、顔認証、パターン認証、パスワード認証のどれかが必要になる。
自分以外の人間がセカンドスペースを開くことはほぼ出来ない。
2021年最強のカメラ性能
Mi 11 Ultraはトリプルカメラを搭載している。
広角メインカメラ、超広角カメラ、望遠レンズの3種類。カメラの機能は下記。
- 4Kビデオ撮影
- 8Kビデオ撮影
- デジタルズーム
- 光学ズーム
- トリプルカメラ
- 超安定したビデオ撮影
- 手振れ補正(OIS)
- 電子式手振れ補正
- レーザーAF(LAF)
- 位相差検出AF(PDAF)
- レーザーAF•マニュアルフォーカス
- コンティニュアスAF
- タッチフォーカス
- 連続撮影
- シーンモード
- AF支援ビーム
- ISO設定
- RAW
- ホワイトバランス設定
- 顔認識
- ナイトモード
- HDR
- パノラマ
- セルフタイマー
Mi 11 Ultraはカメラの機能が充実しすぎ。
掲載する写真に「Mi 11 Ultra」表記の無いものがありますが、筆者のロゴの入れ忘れです。
間違いなくMi 11 Ultraで撮影して写真ですのでご理解ください。
広角レンズ
Mi 11 Ultraのカメラは自然の色を切り取ってくれる。
空の青色と、草木の緑色をキレイに表現してくれるAI補正は超優秀。
一般的にスマホカメラは赤に弱い傾向があるけど、Mi 11 Ultraのカメラは赤色もしっかりと切り取ってくれる。
枝の間から見える空の色も自然。しゅごい。
超広角レンズ
超広角レンズの画角は128°。スマホの中でもかなり広い。
メインレンズと超広角レンズの比較は下記。
あまりにも画角が広すぎて、カメラに触れていない私の指が左下に写ってしまうほど。若干の歪みはあるものの、驚異的な画角の広さは他のスマホには存在しない。
望遠レンズ
Mi 11 ultraの望遠レンズは最大120倍のズームができる。
1倍ズーム
20倍ズーム
流石に20倍ズームまで拡大すると画像が荒くなる。
120倍ズーム
画質は荒いけど拡大できすぎて気持ちが悪いまで有る。
果たして120倍ズームを効果的に使える場面はあるのだろうか。盗撮くらいしか思いつかない。
夜景
Mi 11 Ultraのカメラは夜景にも強い。ナイトモードを使わなくても自動AIが光を絞って切り取ってくれる。
Mi 11 Ultraはセンサーサイズが大きいので、光源もしっかりと捉えてくれる。
周辺の光量が少なくても、しっかりと明るく色を表現できる。Mi 11 Ultraのカメラ性能しゅごい。
シャッターを押すだけで、素人でもしっかりと夜景を撮影することができる。Mi 11 Ultraのセンサーサイズが為せる技。
Galaxy S21とのカメラ比較
ここからは私の中で最高のカメラ性能を誇るGalaxy S21との写真と比較していく。
結論から言ってしまうと、
Mi 11 Ultraの優れている点
- 自然な色合いの写真が撮影できる
- 画角が広い
広角カメラ
Galaxy S21が空の青さを濃く表現するのに対して、Mi 11 Ultraは自然な青色を表現してくれる。
Mi 11 Ultraは緑色の表現も自然なのに、Galaxy S21は緑色も濃すぎ。
空の色もだけどGalaxy S21は全体的に色を濃く表現しがち。
Mi 11 Ultraのカメラは赤色の表現も完璧。
対してGalaxy S21は赤が薄くなりがち。他の色は濃く表現するのに。
目で見た色に近いのは間違いなくMi 11 Ultra。インスタ映えする写真が撮りたいなら色の表現が強いGalaxy S21の方が優れている。
超広角レンズ
超広角レンズはMi 11 Ultraの圧勝。
Mi 11 Ultraのカメラは色を強調しすぎないので、全体的に明るい印象になった。
5000mAhの割にバッテリー持ちは悪い
Mi 11 Ultraは大容量5000mAhのバッテリーを搭載しているけど、バッテリー持ちはそこまで良くない。
PC Mark for Androidでバッテリーを計測した結果、Mi 11 Ultraは10時間の連続使用が可能。
フル充電で通常利用であれば1日は保つだろう。
ここまでハイスペックだと消費電力が大きくなるから、いくらバッテリー容量が大きくなっても使用時間は短くなっていく。パフォーマンスとバッテリー持ちはトレードオフなので致し方ない。今後のスマホはバッテリー持ちが良くなってほしい。
Mi 11 Ultraは超重量のパワー型スマホ
Mi 11 Ultraのスペックは間違いなく2021年時点では最強。
ただしサイズはデカイし、重量も圧倒的で普段遣いするにはポータブル性が悪い。ポケットの中にMi 11 Ultraを入れると圧倒的な存在感は避けられない。
それでもこれほど高スペックなスマホが10万円で購入できるのは時代の流れを感じる。
Mi 11 Ultraは間違いなく2021年最高スペックのフラグシップスマホだ。