2016年に私達消費者が自由に電力会社を契約できる「電力自由化」が制度として確立された。
電力会社を自由に選べることで、私達は安い電力会社を選んで契約することができるようになったんだ。
2020年現在、筆者が契約している電力会社は東北電力。
手間を惜しんだ結果、ズルズルと契約し続けてしまった。
これを機に、東北地方に一人暮らしをしている人が最も安く契約できる電力会社がどこなのかを検討する。
一人暮らしなら「おうちでんき」が一番安い
結論から言ってしまうと、ソフトバンクが提供しているサービスである「おうちでんき」を契約することに決めた。
理由は当然、他社の電力会社よりも安かったからだ。
公式サイト
2020年7月と年間の支払いをシミュレートした結果が下記。
「おうちでんき」に乗り換えた場合の差額 |
|||
東北電力 | おうちでんき | 差額 | |
1ヶ月 | 4,251円 | 3,846円 | -405円 |
12ヶ月 | 51,012円 | 46,152円 | -4,860円 |
毎月405円のコスト削減。
年間で4,860円のお金が浮くので、ちょっとしたガジェットを買うことができる。
固定費の削減は一度してしまえば、永遠に節約効果が持続する。
実行すればお得を享受できるのであれば、すぐに行動するべき。
電力自由化でサービスの多様化
2016年より前は地域ごとに指定の電力会社を契約をしなければ電気を使用することができなかった。
まさに電力会社の殿様商売。
業績不振などのコスト増を、消費者からの電気代値上げでまかなっていたと聞く。
しかし、電力の自由化によって各企業が独自のサービスを提供し始めて、電力会社同士が競合するようになった。
競争があるからこそ、消費者を取り込むための魅力的なサービスが生まれるのでガンガン競争を続けて欲しい。
「情報格差」と「選べる自由」
電力の自由化によって各社の電力供給サービスが充実した。
各社ともに「どこよりも安く」を掲げてサービスを提供しているんだけど、各サービスの内容は消費者が調べなければ本当にお得なサービスかは分からない。
何も知らないで既存の電力会社を契約継続をしていると、いつまでも高い電気料金を支払い続けることになる。
情報を知らないと、お得なサービスを受けることができない。
情弱はいつだって搾取されるのが資本主義の宿命。
選べる自由があるからこそ、情報のアンテナは張っておかなければいけない。
契約中の「東北電力」の内容
現在まさに契約中の電力会社。
賃貸契約の際に、不動産から強制的に契約をさせられて、今の今まで契約をズルズルと続けていた。
現在の契約
- 従量電灯B
- 使用アンペア 30A
契約のアンペアを30A→20Aに変えると基本料金が下がる。
契約を20Aに変更した場合の支払料金は下記。
東北電力 【30A→20Aに変更した場合の比較】 | |||
30A【現在の契約】 | 20A | 差額 | |
1ヶ月 | 4,251円 | 3,921円 | -330円 |
12ヶ月 | 51,012円 | 47,052円 | -3,960円 |
計算方法は東北電力の公式サイトを参考にした。
電気料金の比較条件
比較するにはベースになる数値が必要。
Googleで調べてみたところ、一人暮らしの平均使用電力は「150kWh」らしい。
今回の比較にはこの数値を使用する。
電力比較の条件
- 従量電灯B
- 電力使用量 150kWh
- 使用アンペア 20A
- 使用月 2020年7月
【比較】電力会社6社 VS 東北電力
電力を提供できる会社は、電力自由化によって急激に増加した。
電力供給会社は日本全国で100社を超え、その中から自分の生活にあったサービスを探し出す。
東京などの首都圏と違って、東北地方は対応してくれる会社数が少ない。
今回はネットの前評判を調べて良さそうだった6社を比較した。
比較する電力会社
- おうちでんき
- 楽天でんき
- LoooPでんき
- HTBエナジー
- auでんき
- ENEOSでんき
【料金比較】東北電力と電力会社6社 | |||
1ヶ月 | 12ヶ月 | 現在契約との差額 | |
おうちでんき | 3,846円 | 46,152円 | -4,860円/年 |
東北電気(20A) | 3,921円 | 47,052円 | -3,960円/年 |
Looopでんき | 3,960円 | 47,520円 | -3,492円/年 |
HTBエナジー(30A) | 4,057円 | 48,648円 | -2,364年/年 |
【契約中】東北電力(30A) | 4,251円 | 51,012円 | 0円/年 |
auでんき | 記載なし | 53,843円 | +2,831円/年 |
楽天でんき(30A) | 4,771円 | 57,252円 | +6,240円/年 |
ENEOS電気 | 記載なし | 年間1,573円オトク(HP記載) | 信憑性なし |
「auでんき」と「ENEOSでんき」の公式サイトの料金シュミレーションは残念ながら不親切な作りだった。
月々の費用を記載しないで、〇〇円オトク!!といった表示だったので信憑性に欠ける。
信憑性に欠ける・納得のできない情報を信用してはいけない。
auでんきとENEOSでんきにはシミュレーションを更新してから出直してきて欲しい。
「楽天でんき」は20Aで契約できない
筆者は生粋の「楽天経済圏」で生活をしている楽天信者に他ならないんだけど、楽天電気は残念ながら一人暮らしの人にとってはお得とはいい難い。
お得ではない最大の理由こそが、20アンペアの契約ができないことなんだ。
楽天経済圏は、日々の出費を楽天のサービスに統一することで楽天ポイントをガッポガッポ稼ぐ環境を作り出す状態を指す。
筆者も楽天信者に他ならないので「楽天でんき」への契約を前提に検討をしていた。
しかし、蓋を開けてみると、一人暮らしにとって楽天でんきはお得ではないことが分かった。
むしろ電気料金が跳ね上がり過ぎて赤子も泣き出すレベル。グッバイ楽天。
楽天電気の契約アンペアに20Aが可能になったら再度検討したい。
東北電力は意外と安い
今回の電力会社ごとの電気料金の比較で、思っていたよりも東北電力の電力料金は安かった。
これは一人暮らしだからであって、使用電力が多くなれば他の電力会社のほうが安くなる可能性は高い。
契約アンペアを30A → 20Aに変更するだけで、ほとんどの電力会社よりも一人暮らしであれば安くなるので、他社に乗り換えるのが面倒であれば契約アンペアの切り替えだけでも十分なメリットがある。
「おうちでんき」に切り替える
比較の結果、ソフトバンクのサービス「おうちでんき」が一番安いことが分かった。
公式サイト
思っていたよりも東北電力の電気料金は安いことに驚いた。
一人暮らしの少ない使用電力では、そこまで大きな金額差にはならないことが比較をしてみて分かったので、やっぱり比べることは大切。。
大きな金額差にはならなくても、電気料金のような固定費の削減は、積み重ねてオトクを享受するもの。
東北地方の一人暮らしで一番安い電力会社は「おうちでんき」でファイナルアンサー。
さっさと電力会社は切り替えるに限る。
ソフトバンクユーザーなら、さらに割引
筆者はソフトバンクのサービスを利用していない。
本当に1つも利用していない。
それでも最安値を叩き出すソフトバンクのサービスの良さは流石。
Ymobileやソフトバンク光を契約している人であれば、もっと電気料金を下げることができるので羨ましい。いいなぁ。