営業マンの中でも、一番人気のない営業の方法が飛び込み営業。
アポもなく、初対面の人と話して成果を挙げなければいけないので、営業の中でもハードルは高い。
だからこそ飛び込み営業が出来る営業マンは、それだけで営業力の付加価値が高くなる。
飛び込み営業にもコツがあって、万全の準備があれば成功率は格段にアップする。
苦手意識は無くすこと=成功率がアップ
苦手意識は誰にでもある大きなハードル。
しかし、苦手意識を無くすことができれば、成功の方程式は完成したも同然。
成功の方程式
- 苦手意識が無くなる
- 自分の飛び込み営業の回数が増やせる
- 回数が多ければ、成約数も増える
- 成約数が増えれば、自信がつく
- 以後は繰り返し
苦手意識が無くなれば、自信につながって、飛び込み営業の成功率も上がる。
一度でも成功体験をすることができれば、幸せの無限ループを作ることが出来る。
コツ① 訪問リストを作成【最重要】
飛び込み営業をする上で、最も大切なのが「訪問リストの作成」。
訪問リストの作成は、営業力よりも重要。
訪問リスト > 営業力
商材のニーズ調査
飛び込み営業をする会社に、自分の商材の需要がなかったら意味がない。
まずは、自分が取り扱う商材の需要がある業種・業界はどこなのか?
ニーズがある業界を調査することがリスト作成の第一歩。
ニーズの調査
商材の需要が無ければ、成約はありえない。
既に実績のある業界などがあれば、それを参考にしよう。
ターゲットの選定
自分の商材のニーズがある業界を見つけたら、次は具体的なターゲット先を選ぶ作業。
ターゲットにするべき会社は下記。
ターゲットにする会社
- 利益率の高い会社
- 急成長している会社
- これから伸びそうな会社
- 忙しいであろう会社
- ネットワークが強い会社
1~4は、会社のホームページを見ることである程度判断できる。大手であれば決算報告書が掲載されているので参考にしよう。
5の会社は、商社やコンサル会社、弁護士などの他社とのつながりが深い会社を指している。
他社とのネットワークが強いからこそ、具体的な展開ができれば大きな売上に繋がる案件を受注しやすい。
営業成績の高い人に聞くのが近道
リストを作成する一番の近道は、会社で一番成績の高い人に聞くこと。
営業成績が高い人は、総じて嗅覚が鋭い。
どういった業界が狙い目なのかを熟知しているし、彼らのターゲット先を選ぶ視点は必ず参考になる。
コツ② 5回訪問する
一般的に飛び込み営業は、2~3回で諦めてしまう人が多い。
だからこそ、5回訪問することで他の人との差別化が出来る。
他の人と違うことをすると、相手の印象に残りやすい。
訪問する際は、「資料を置いていく→翌日に電話をする」これで1セット。
これを5回繰り返す。
飛び込み営業を5回しても担当者に会えなかったり、話をしてもらえなければ、今後も期待できない。
線引をすることで、きっぱりと諦めることが出来る。
コツ③ 好意を全面に出す
好意で話しかけてきた相手は断りづらい。
飛び込み営業できました。
はじめまして!
今日は、御社のお役に立ちそうな商材のご紹介で参りました。
同じ飛び込み営業でも、Bさんの方が断りづらい。
「アナタの役に立ちたいんです」という気持ちが伝わるように話をすることで、相手がしっかりと話を聞いてくれる可能性が高くなる。
コツ④ 忙しい時に話しかけるのは逆効果
相手が「忙しいから話しかけてくるな」というオーラを出している時に、無理やり話をするのは逆効果。
1分で構いませんので!
自分本位で話を進めようとしても、相手の機嫌を損ねるだけ。
こんな時は、自分の持っている「営業ツールに喋らせる」のが成功のコツ。
こちらの資料は、きっとお客様のお役にたつと確信しておりますので、お時間のあるときに御覧ください。
それでは、失礼いたします。
自分が話すのではなく資料を渡すことで、相手の時間を奪わず不快な思いをさせない。
この時に渡す資料は、会社のパンフレットではなく、相手に役立つような資料であることがポイント。
用意する資料
- 自分や会社の実績をまとめた資料
- 相手の業界に向けた資料
- 資料請求のツール
後日に「資料を見ていただけましたか?」と連絡することも忘れてはいけない。
コツ⑤ あしらわれないオーラを纏う
背筋が真っ直ぐな営業マンと、自信のなさそうな腰の曲がった営業マン。
自分だったらどちらが断りやすいだろうか?
間違いなく後者だろう。
飛び込み営業をする時の第1のハードルが、事務員と守衛。
彼らを突破するためにも、自信満々であしらいづらいオーラを出して飛び込み営業をしよう。
あしらわれないオーラ
- 背筋が伸びて、堂々としている
- 身だしなみが綺麗
- 礼儀正しい
- ゆっくりと丁寧な言葉で話す
飛び込み営業は「ゲーム感覚」でやる
ここからは「心が折れないための対処法」なんだけど、飛び込み営業はゲーム感覚でやること。
他の営業の方法に比べて、飛び込み営業の成功率は低い。
断られ続けると、どうしても心が辛くなってくる。
担当者と会うことができればクリア。会えなかったらコンティニュー。
自分の中でゲーム感覚のルールを作ることで、長く続けることが出来る。
ルール
- クリア条件は、担当者に会うこと
- 会えなかったら、後日コンティニューする
- 残機は5機まで
- クリアのために装備・戦略を整える
飛び込み営業を繰り返すことでコツを掴むことは、自分のレベルが上ったのと同じ。
レベルを上げて、ゲームのクリア数を増やしていこう。