イヤホンで音楽をじっくり楽しむためにはANC(アンチノイズキャンセリング)が必須。
完全ワイヤレスイヤホンの中にもANC機能が搭載されたものは多いけど、そのどれもが1万円近い金額がしてしまうので初めての買い物としてはハードルが高い。
しかし見つけてしまったんだ。5,000円台で購入できるANC機能搭載のイヤホンを。
今回は5,000円台で「ANC(アンチノイズキャンセリング)」「外音取り込み」「ワイヤレス充電機能」など付加価値が高すぎる完全ワイヤレスイヤホン『EarFun Free Pro』を購入したので紹介する。
5,000円で「ANC」「外音取り込み」「ワイヤレス充電」が手に入るイヤホン
EarFun Free Proの付加価値はとにかくヤバい。
ポイント
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ANC(アンチノイズキャンセリング)
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外音取り込み
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ワイヤレス充電
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低遅延モード
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防水性能
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最大32時間のバッテリー保ち
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急速充電対応
これだけの付加価値をたった5,000円台で手に入れることができる。EarFun Free Proヤバすぎ。
普通これだけの機能が付いた完全ワイヤレスイヤホンを買おうと思ったら1万円は超えるのがほとんど。それを半額で実現させたEarFun Free Proはもう褒め称えるしか無い。
EarFun Free Proのスペック
イヤホン寸法 | 15mm × 25mm(イヤーピース含む)× 24mm |
充電ケース寸法 | 61mm × 24 mm × 30 mm |
イヤホン重量 | 4.1g |
充電ケース重量 | 41g |
ドライバー | 6.1mm経ダイナミックドライバー |
再生時間 | 約7時間(イヤホン単独時) 約32時間(ケース併用時 |
充電ポート | USB Type-C |
対応コーデック | SBC、AAC |
防水規格 | IPX5 |
アンチノイズキャンセリング機能 | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
ワイヤレス充電 | ○ |
急速充電 | ○ |
側面には「earfun」のメーカーロゴ。タッチセンサーになっている。
イヤーフックは取り外し可能。
イヤーピースは台形型で耳にフィットしやすい。
ケースは長方形でコンパクト。
スリムなケースなので、持ち運ぶ際にポケットに入れても邪魔にならない。
背面には充電ポート。USB type-C端子に対応している。非常にありがたい。
ケースの開閉はオープン式。ケースが細いので片手でもイヤホンを取り出すことができる。
「earfun」のロゴが素敵!(主観)
操作コマンド
音楽再生コマンド
- 右1回押す:音量を上げる
- 左1回押す:音量を下げる
- 2回押す(右/左):再生/一時停止
- 右3回押す:次の曲
残念ながら「前の曲に戻る」のコマンドはない。悲しい。
通話用コマンド
- 2回押す(右/左):受話/終話
- 2秒押す(右/左):着信拒否
- 3回押す(右/左):通話切替
その他のコマンド
- 右2秒押す:音声アシスタントの起動
- 左2秒押す:低遅延モード
- 左3回押す:モード切替(ANC/ノーマル/外音取り込み)
ケースがコンパクトで持ち運びが楽
EarFun Free Proのケースは超コンパクト。
EarFun Free Proのケースは細くて小さいのでポケットに入れても邪魔になりにくいサイズ感だ。材質もアルミっぽいので軽くて、ポケットの中に入れても存在感がほぼ無い。
Ankerの「Soundcore Liberty Air 2 Pro」、SOUNDPEATSの「SONIC」のケースと比較した写真は下記。
高さは Ankerの「Soundcore Liberty Air 2 Pro」 よりも数mmくらい高い。
横幅は圧倒的にEarFun Free Proが細い。
これだけコンパクトで軽いとジーパンの小銭入れスペースにも入れることが可能。しゅごい。
イヤーフックで耳からずり落ちない
EarFun Free Proには標準でイヤーフックが装着されている。
サイズは「無し/小/大」の3種類あるから、自分に合ったイヤーフックを選んで付け替え可能。
イヤホンを装着した時にちょっと回転させるとフィット感が増してより安定感が増す。
実際にEarFun Free Proを装着したままランニングをしてみたけど、一度も耳から落ちることなく走り終えることができた。
音質は低音域強めだけど…
EarFun Free Proの音質は低音域が強め。高音域はあまり特徴が感じられなかったが音が悪いわけではなく、良くも悪くも「普通」という感想。
全体的に迫力のあるサウンドを出してくれるんだけど、繊細さは少々欠けてる印象。音声を再生するとボヤけ気味に表現される。コーデックがAptX非対応なのが原因なのかは不明。
しかし、5,000円台でこれだけの音を出せるなら普段遣いで不満が出ることはまず無い。EarFun Free Proを楽しむならロック系、ポップス系などの曲がオススメ。
ANC(アクティブノイズキャンセリング)搭載
EarFun Free Proには搭載されているんだ。ANCが。5,000円台なのに。(倒置法)
ANCの性能だけど、残念ながら完全に外音をシャットアウトすることはできない。
車のエンジン音や電車の走行音が、若干聞こえるくらいの遮音性能。雑踏・雑音がちょうどよい具合に抑えられるのでストレスを感じずに音楽を楽しめる。
家の中で使用しても薄っすらとインターホンの音が聞こえるので室内利用こそEarFun Free Proの真価を発揮する。
低遅延モードも搭載
低遅延モードは、接続デバイスとの遅延を0.1秒以下に抑えることができる機能。
より音声遅延の少ない環境でゲームや動画視聴を楽しめるようになる。EarFun Free Proならね。(倒置法)
防水規格IPX5対応
EarFun Free ProはIPX5に対応している。
運動した際の汗や突然の雨のなかでも、EarFun Free Proなら安心して使い続けることができる。5,000円台なのに。(しつこい)
バッテリーは最長32時間持ち
EarFun Free Proはバッテリー保ちが良い。
イヤホン単独で7時間。充電ケース込みだと最長32時間の長時間バッテリー。
使い方によっては1週間に一度くらいの充電でも余裕で保つ。
急速充電対応
EarFun Free Proは急速充電にも対応している。
イヤホンを10分間充電するだけで最大2時間連続再生ができるようになる。ケースがこんなにコンパクトなのに急速充電まで搭載しているなんてしゅごい。
ワイヤレス充電機能を搭載
前項でバッテリー保ちの良さ、急速充電が搭載されている事は書いたけど、EarFun Free Proにはさらにワイヤレス充電機能まで搭載されている。5,000円台で買えるのに。
ケースだけでもワイヤレス充電はできるので、イヤホンを使用しながらケースをワイヤレス充電器に乗せておけばいい。
外音取り込みモードは役に立たない
EarFun Free Proの外音取り込みモードは、ノーマルモードとほとんど変わらない。
音楽を再生している状態だと相手の声がほとんど聞こえない。音楽を止めてようやく相手の声が聞き取れる程度のレベルなので実用性は殆どないと思っていい。
Ankerの完全ワイヤレスイヤホン「Soundcore Liberty Air 2 Pro」の外音取り込みモードと比較すると雲泥の差。
まあ、5,000円台の完全ワイヤレスイヤホンに外音取り込みモードが搭載されている事自体が凄いことだから我々ユーザーの感覚が麻痺してしまっているのかもしれない。
通話品質はゴミ
公式ホームページでは通話品質もPRされているけど、EarFun Free Proの通話品質は良くはない。むしろ悪い。
相手の声は聞こえにくいし、自分の声も伝わりづらい。1分の通話の中で「え?」と聞き返されること、聞き返すことが6回繰り返された私が言うんだから間違いない。
静かな環境なら通話はできるけど、外出先で通話することは避けたほうが良い。
コンパクトなのに付加価値が高すぎる完全ワイヤレスイヤホン
ところどころ粗が見えたものの、
- ANC(アンチノイズキャンセリング)
- 外音取り込み
- ワイヤレス充電
- 低遅延モード
- 防水性能
- 最大32時間のバッテリー保ち
- 急速充電対応
と、5,000円台で購入できるイヤホンの中でもEarFun Free Proの付加価値はトップクラスだと言える。
それに付け加えてケースもコンパクト。ジーパンのポケットに入れても全く圧迫感がないほどのサイズ感には脱帽しか無い。
ANC機能搭載の完全ワイヤレスイヤホンの入門機としては、5,000円台で購入できるEarFun Free Proは最適。