2021年時点では完全ワイヤレスイヤホンの市場はほぼ完成されてしまったと言っても過言ではない。
どのイヤホンを購入してもハズレが殆どないし、ある程度有名なメーカーのイヤホンを買いをすれば価格以上のイヤホンは手に入る、我々消費者にとっては良い時代が到来した。
ぶっちゃけもう価格競争くらいしかやることがなさそう、そんな最中にあのGEOからコスパ爆発の完全ワイヤレスイヤホンが発売された。
なんと4,500円でANC(ノイズキャンセリング機能)が搭載されていて、購入には最寄りのGEOに行けば手に入れることができるというお手軽さ。コイツはヤバい、と思ったので早速購入した。楽天市場で(倒置法)。
イヤホン市場をぶち壊すGEOからの刺客
あのメディアショップのGEOから完全ワイヤレスイヤホンが発売された。メディアショップ発のイヤホンの品質・スペックなんて高が知れているだろう、と思っていたけど良い意味で期待を裏切られた。
なんとGEOから発売された完全ワイヤレスイヤホン「GRFD-TWS HT03」は低価格帯で購入できるイヤホンなのに、多機能で使い勝手が抜群だったんだ。
GEOのイヤホンすごい
- アクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載
- 外音取り込み機能を搭載
- 通話品質が良好
- 価格帯以上の高音質
- ケースがコンパクトで携帯性が○
- うどん型で耳にフィットしやすい
GEO「GRFD-TWS HT03」のスペック
充電ケース寸法 | 58mm × 56mm × 28mm |
イヤホン重量 | 5.0g |
充電ケース重量 | 33g(イヤホン込み43g) |
ドライバー | 10mm |
再生時間 | 約5.5時間(イヤホン単独時) 約32時間(ケース併用時) |
充電ポート | USB Type-C |
対応コーデック | SBC、AAC |
防水規格 | IPX5 |
アンチノイズキャンセリング機能 | ○ |
外音取り込み機能 | ○ |
ワイヤレス充電 | × |
急速充電 | × |
イヤホンの見た目は超シンプル。ダサいロゴマークは一切ない。
イヤーセンサーが搭載されているので、装着検知機能が付いている。
うどん部分の凹みがタッチセンサーになっている。
操作コマンド
うどん部分の凹みがタッチセンサーになっている。ここをタッチすることでハンズフリーで操作が可能。
音楽再生コマンド
- 2回押し(右/左):再生 / 一時停止
- 右3回押し:次の曲
通話コマンド
- 2回押し(右/左):受話/終話
- 1.5秒長押し(右/左):着信拒否
その他コマンド
- 左3回押し:音声アシスタント起動
- 左1.5秒押し:ゲーミングモード
- 右1.5秒押し:「ANC」・「外音取り込み」切り替え
ANC搭載で機能に問題がないのに税込4,378円
GEO「GRFD-TWS HT03」はアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載しているにもかかわらず、誰もが手に取りやすい税込み4,378円という価格帯であることが最大の特徴。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)
外部の音をデジタル処理で打ち消して、環境音や雑音に影響されずに音楽を楽しむことができる機能。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)の最大のメリットは、ボリュームを上げ過ぎずに音楽を聴けるので耳への負担も少なく、聴き疲れをしにくいという点。イヤホンやヘッドホンで大音量で音楽を聴き続けると難聴の原因になることもあるのでかなり危険。
負担を最小限に音楽を楽しめるのは、今後の人生にも影響を及ぼすくらい重要だ。
パススルー(外音取り込み)機能
外を歩いているときにイヤホンを使っていて、危ない経験をしたことがある人は少なからずいると思う。パススルー(外音取り込み)機能は、簡単に言ってしまうとアンチノイズキャンセリング(ANC)と真逆の機能。
外部の音をシャットアウトするのがアンチノイズキャンセリング(ANC)であるのに対して、パススルー(外音取り込み)は外部の環境音を聞き取りやすくする機能。
音楽を流しながら人と話す必要がある場面・・・っていわれるとそんなに無いんだけど、スーパーのレジの会計とか、歩道を歩いているときの環境音などを聞き取るための補助的な機能だと考えてもらえれば幸い。
使う人は少ないかもしれないけど、パススルー(外音取り込み)機能を使えば電車に乗っていて到着駅のアナウンスを聞き取ることができるので個人的にはかなり有用だと思っている。
低遅延(ゲーム)モード
低遅延(ゲーム)モードは、接続デバイスとの通信ラグ・音ズレを少なくできる機能。
音ゲー・リズムゲーをすることが多い人には便利な機能だ。
私自身はリズムゲーをしないので音ズレで困ったことはないけれど、コンマ1秒が勝敗を決めるガチ勢には必須な機能だと思う。知らんけど。
装着検知機能(イヤーセンサー)搭載
イヤホン着脱時に音楽再生を自動でON/OFFをしてくれる機能。
いきなり話しかけられてイヤホンを外した時でも自動で停止をしてくれて、再装着すると音楽を再開してくれるので何気に便利。
しかし、装着検知機能(イヤーセンサー)はOFFにはできない。イヤホンを外していても音楽を流し続けたい!って思ってもGEOはそれを許してくれない。
他のメーカーの完全ワイヤレスイヤホンだと、装着検知機能自体をアプリでON/OFFを設定できるものがあるので、個人的にはその機能は欲しかった。まあ価格帯を考えれば十分に優秀なのでヨシとする。
音質は価格以上の高音質
GEO「GRFD-TWS HT03」の音質は、税込み4,378円と考えれば十分に素晴らしい音質と言える。
低音域もしっかりと表現してくれるし、音声作品のような声の聞き取り安さを重視したコンテンも、ストレス無く楽しめる仕上がりになっている。
本当に税込み4,378円でいいんですか!?と聞きたくなるような価格以上で音質だが、イヤホン界の中ではそこまで上等な音質ではないことは理解してほしい。
上位の音質を求めるならGEO「GRFD-TWS HT03」ではなく、別のイヤホンを購入したほうがいい。
防水機能がついているのでスポーツでも使える
GEO「GRFD-TWS HT03」には防水規格IPX5が採用されている。
防水規格IPX5
IPX5:あらゆる方向から噴流水による有害な影響がない。(防噴流形)
突然の雨や多少の汗程度では壊れないので、一般的な使用方法ならほぼ全てのシーンで快適に使用ができる。
連続再生5.5時間で充電持ちはそこそこ
イヤホン単独で5.5時間、充電ケース込みだと約15時間。
音楽連続再生
ANCオンで約5時間
ANCオフで約5.5時間
連続通話
ANCオンで約3時間
ANCオフで約3.5時間
連続待機
ANCオンで約10時間
ANCオフで約50時間
仕事や学校で使う用途なら1日は問題なく使用できる。
税込み4,378円の価格なら十分なバッテリー持ちだろう。逆にここで「もっとバッテリー保ちが良ければよかったのに!」と言ってしまったらバチが当たるのではないかと思うほどGEO「GRFD-TWS HT03」のコスパは高い。
馬鹿にできない高コスパ完全ワイヤレスイヤホン
GEOから発売されているイヤホンということで、「どうせ性能が悪くて、壊れやすいんでしょ?」と思っている人もいるかも知れないけど、GEO「GRFD-TWS HT03」はイヤホン市場の中でも十分に戦えるスペックを持っている。
一昔前では考えられないよなスペックが低価格で手に入れることができるような時代が到来した。
これからも上質で低価格のイヤホンが続々と発売されていくと思うので、今後もイヤホン市場からは目をそらせない。