旅行や出張で必須になるのが宿泊ホテルの予約。
せっかくお金をかけて泊まるのであれば後悔はしたくない。
「泊まってみたら〇〇だった」のような感想だと、仕事のパフォーマンスが低下するし、旅行であれば楽しみが半減する。
1年間に出張100回以上でホテル泊を続けている私が、失敗しないホテルの選び方を紹介する。
ホテル選びの失敗は、出張の失敗
出張はハードな仕事。
移動時間も長いし、いつもと違う環境で生活するので疲労も溜まる。
疲労を回復させるためにも、ゆっくりとホテルで休むことが重要になってくる。
しかし、もしもハズレのホテルに泊まってしまうと十分の休息を取ることができない。
ベッドが硬かったり、壁が薄くて音がうるさかったり、空調が効かない、など泊まってからガッカリはしたくないよね。
ホテル選びの3つのポイント
選ぶポイントは大きく分けて3つ。
選ぶポイント
- 設備
- 立地
- 価格
自分のこだわりに合わせて、3つのポイントを確認するだけでホテル選びで失敗をしなくなる。
ポイント① 設備
快適に過ごすためにホテルの設備のラインナップは、絶対に妥協できないポイント。
ポイント
- 部屋の広さ
- アメニティ
- Wi-Fiの有無
- 大浴場
- 洗濯機・乾燥機
- 作業スペース
楽しく泊まれるかどうかはホテルの設備にかかっていると言っても過言ではない。
部屋の広さ
泊まる部屋の広さで快適さは大きく左右される。
泊まる人数や宿泊の目的で必要な部屋の広さは変わるが、大きければ快適に過ごせる可能性が高い。
何事も大きいに越したことはない。
アメニティ
タオルや歯磨きセットなどのアメニティは快適に泊まる上で欠かせない。
格安ホテルになると歯ブラシセットが用意されていないこともあるので、必ずチェックしよう。
加湿器などの快適に過ごすためのグッズを貸し出しているホテルも中にはある。
ホームページや予約サイトに、貸し出し可能アメニティが記載されているので、積極的に利用しよう。
Wi-Fiの有無
現代人にとって、外出先でスマホやパソコンを使えないととても辛い。
スマホ大好きな私にとって、Wi-Fiの有無はホテルを選択する上での必須事項だ。
実際泊まってみるとWi-Fiの電波が弱すぎて使い物にならないこともあるが、口コミを事前に検索するとそういったホテルを前もって避けることができる。
大浴場
疲れを癒やすならお風呂が1番。
ホテルの部屋に備え付けられているお風呂はほとんどがユニットバス。
ユニットバスは狭いので、身体を洗っていると壁に腕をぶつけるし、ゆっくり浸かろうにも浴槽も小さいので肩まで浸かれない。
大浴場があればお風呂に関する全ての問題が解決。大浴場は素敵。
洗濯機・乾燥機
旅行や出張先で、汚れた服を持ち歩いて行動はしたくない。
ホテルに洗濯機があればいつもキレイな服を持ち運びができる。
洗濯機とセットで乾燥機が置いてあるのが殆どの場合なので、ビチョビチョの洗濯物を持ち運ぶなんて心配をする必要がない。
ホテル毎に価格はピンキリで、無料のところもあれば1回500円が必要なホテルもある。お安いホテルならラッキー。高かったら諦めて近くのコインランドリーを探そう。
作業スペース
仕事でホテルに泊まるのであればパソコンを使って作業を行うだろう。
簡単な仕事であれば机がなくても作業はできるが、資料を広げたりすると大きな作業スペースが欲しくなる。
仕事以外でも、机などの作業場所が大きければ荷物を置いたり、軽食を置いたりできるので便利が良い。
作業スペースは大きいに越したことはない。
ポイント② 立地
せっかくホテルに泊まったのに、目的地まで距離が遠かったら何の意味もない。
ポイント
- 駐車場の有無
- 目的地へのアクセス
- 近隣の飲食店
ホテルのアクセスの良さは、ホテルを選ぶ上で欠かせない。
駐車場の有無
車での移動をしながらホテルに泊まる上で、駐車場の有無は重要。
都内ホテルで駐車場がなければ、1日泊めて5,000円を超えることはザラ。
宿泊費よりも駐車場代が高いと、自分が何をやっているんだろうという気になるよね。
移動手段が車以外であれば気にする必要はない。
目的地へのアクセス
ホテルに泊まる理由は、目的地に行くため。
その目的地から遠いホテルに泊まっていたら元も子もない。
可能な限り目的地から近いホテルを選んでおくと、朝もゆっくりできるし気持ちの余裕ができるのでトラブルの可能性も低い。
焦った時こそトラブルが起きる。経験者は語る。
ホテル近くの飲食店
ホテルに泊まった時の楽しみの中には、食べ歩きや飲み歩きがある。
気軽に飲み食いするためには、自分の拠点となるホテルがお店と近いことが条件になりがち。
飲んでもすぐに帰れる距離ならば気兼ねがなくなる。
ポイント③ 価格
宿泊費による出費を抑えることができれば、余ったお金をコッソリと観光費や食費に当てることができる。
気をつけるポイントは、安いホテルは質が悪いところが多い。
選ぶときには価格だけではなく、上記の設備と立地を加味してホテルを選んでほしい。
目的と手段が入れ替わってしまったら元も子もない。
同じ条件であれば安いに越したことはないので、念のためチェックはしておこう。
安定感があるのはチェーンホテル
泊まってハズレのないホテルは大手のチェーンホテル。
大手だからどこの都道府県でも営業しているし、設備が充実している割に安い。
有名なホテルは下記。
チェーンホテル
- アパホテル
- チサンホテル
- 東横イン
- ルートインホテル
- ワシントンホテル など
迷ったらチェーンホテルを選んでおけば間違いない。
価格を低く抑えるならカプセルホテル
ホテルの中でも価格がダントツで低いのがカプセルホテル。
カプセルホテルに「終電を逃して泊まる場所」というイメージを持っている人もいるとは思うが、最近のカプセルホテルは設備がかなり充実している。
価格は据え置きで、大浴場・サウナ・ドリンクバーなどのサービスを楽しむことができる。本当に凄い。
都内のカプセルホテルには「女性専用フロア」も設置されているので、女性も安心して泊まることができる。
カプセルの入り口は遮音カーテンで区切られているが、個室ではないので耳栓は必須。忘れたら売店で買おう。
こんなホテルは避けたほうが良い
以下の条件に一つでも当て嵌まっていたら要注意。
注意ポイント
- ホテルの外観写真が掲載されていない
- 部屋の写真が掲載されていない
- 空調設備が無い
ホテルの外観写真が掲載されていない
建物自体の老朽化が進んでいるホテル・民宿は写真を掲載していない事がある。
老朽化が進んでいるということは、築年数がかなり経っているはず。
最近のホテルは外観が古くても、内装が凝っていたりするので一概には言えないが、そういうホテルは「外観の古さ」を売りにしているので間違いなく外観の写真を掲載する。
ホームページ、トラベルサイトに外観の写真が掲載されていなかったら要注意。
どこを探しても写真が見つからない時は、GoogleMAPのストリートビューを使用して下調べがオススメ。
部屋の写真が掲載されていない
宿泊部屋の写真が乗っていないホテルは、大ハズレが多い。
壁紙が汚い、ベッドが古い、机が無いなど、「これでお金取るの?」と思うような経験は数しれず。
安いホテルに多いので、価格に飛びつかずにしっかりと事前の確認をしよう。
もしもホテル関係者がこの記事を見ていたら、今すぐに写真を掲載してほしい。
空調設備が無い
四季による気温変化の多い日本で、空調無しで営業をしているストロングスタイル。
気づいていないのか、それとも本当に強気の姿勢なのかは不明。
真相は分からないが、少なくとも私は絶対に泊まらない。
以前、ホテルに泊まっていきなりエアコンが壊れてしまったことがある。ホテル側の対応があまりにもお粗末だったので、宿泊費の全額払い戻しを請求した時の体験談を書いた記事がコチラ。
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良いホテルに泊まれば、出張の質も上がる。
出張の良し悪しは泊まるホテルの快適性で決まると言っても過言ではない。
万全なコンディションで仕事に臨むことで、自分の能力以上の結果を出すことだってできる。
今回紹介した、ホテルを見極める方法を利用して快適なホテル泊を体感していただければ幸い。
ここまで見ていただけた読者の方はありがとうございます。