現在、私は転職活動の真っ最中だ。
私個人の転職歴は、今回の転職が無事に済めば2回めの転職になる予定だ。
転職にも人それぞれ理由があり大きく分けて2パターン「会社に不満を抱えて転職」「スキルアップのための転職」に分けられる。
今回の私の転職理由は上記のパターン2つとも該当するから、自分の気持ちの整理と今の会社に転職する旨を伝える際のためにブログ記事にするに至った。
ブログに書くと自分の考えや気持ちを整理できるから、社会人はブログを絶対やったほうがいい。マジおすすめ。
転職は悪いことではない
会社に長く在籍すると「会社を辞めることは悪」という考えを刷り込まれがちだけど、転職することは決して悪いことではない。
- 同じ部署の人に迷惑がかかるぞ
- 会社への恩は感じないのか?
- 他の会社に行っても、上手くいく保証はないぞ
色々な言葉で会社や上司は退職を取り下げようとするけれど、この言葉やプレッシャーの影には、
- 新しい人材の確保・教育が手間
- 文句を言わない社員を飼い殺したい
- 業務内容の引き継ぎによる他業務への支障
といった、会社や上司にとって都合の良い内容が隠れていて、転職を考えている人間のことを考えるようなプラスな意味は無いに等しい。
欠員補充は会社の責任
「お前がいないと仕事が回らない」
「他の人に迷惑がかかる」
「無責任だ」
会社は様々な言葉で転職を防ごうと画策してくるが、正面から相手にする必要はない。ようは、後はお好きにしてくださいね、くらいの気持ちでOK。
もちろん、常識の範囲内で業務の引き継ぎや、担当顧客への挨拶をする必要はあるが、従業員の欠員の補充は会社側の責任であって、我々労働者が深くまで考えることではない。
条件次第では会社に残ってもいい、と考えるなら会社側に自分の希望を伝えてもいいかもしれない。
私が転職を決意した理由
誰しも行動には理由がある。
コンビニに買い物をしに行くことだって「お腹が空いているから」だし、トイレにうんこをしに行くのも「うんこがしたい」とお腹が悲鳴をあげているからだ。
転職活動を始めたことだって理由があるから、ここからは私が転職を決意したポイントについて整理していく。
ここが上手に気持ちを整理できるかで、転職する旨を会社に伝える際にスムーズに事が進むかどうかを左右する。
東京には人間力の高い人が多い
私は東北地方に住んでいるんだけど、東京にいる社会人はレベルが高い。
どうして東京の社会人はレベルが高いのかというと、東京の人口が多いがゆえに競争が激化しているため、そこに適応するために個々のレベルが高くなっているからだと私は考えている。
東京の人口の多さは知っていると思うけど、総人口は約1300万人。ちなみに私が住んでいる福島県は180万人で、なんと東京都の15%程度の人口にしかならない。
それだけ多くの人間が自分の知識や技術をぶつけ合っていれば否が応でも競争は激化して、個々の人間力は大きく伸びていくことだろう。
東北地方には競争が少ない
もちろん東北地方にも優秀な人は多く存在する。
しかし、会社や人間が少ないことで発展性は多いとは言えず、優秀な人ほど都市部に移る傾向があるというのが、今の会社で4年間営業をして感じた率直な感想。
改善しない業務・挑戦できない環境
私の会社はかなりニッチな業種で、同業他社が日本でも10社もない寡占市場の中で操業している。
正直な話、今の所は待っていても仕事がくるし、事業を拡大しなくても10年は安泰と言われている業種だ。
だからこそ、競争に晒されたことがなく新しいことに挑戦する、という思考が会社全体で欠如している。
業務改善案で怒られる
現在の職種は主に製造業を相手にしているので、近年の工場閉鎖やコロナウイルスの影響で徐々に売上が低下することは目に見えている。
某日、今まで受注したことがない新しい仕事や、今の生産設備を転用する構想を上司にプレゼンするも「そんな事は今までやったことがないんだから、やっても無駄だ。」と怒られてしまった。
新規顧客の獲得・事業の拡大をすることで、会社の将来に繋がれば良いと思い発言したつもりだったから、この反応はかなり衝撃的だった。
今でもたまに夢に出てくるんだから、我が事ながら相当なインパクトだったのだろう。
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出張の頻度が多い
私の働いている会社の業務がかなりニッチな業種のため、東日本の全域に顧客が存在する。
そのため、一週間のほとんどは他県に出張しなければいけない。
年間の出張は平均で100回を超えて、その殆どがホテルへの宿泊が必要な出張だ。
家に帰るのは週始めと週末だけで、平日に家に帰ることはほぼ無い。
私は出張が好きだったのであまり苦に感じたことはなかったが、耐えられる人は少ないようで営業部の離職率は高め。私が今の会社に就職して4年目になるが、その間にも3人の営業マンが辞めている。
リモートワークが主流になりつつある今でも、会社の取締役は出張を推進しているのだからヤバい。
他部署の仕事が回ってくる
地方のニッチな業種ということで、従業員の質はお世辞にも良いとは言えない。
行政の対応や、法律関係に強い人間は全くおらず、基本的に全ての書類仕事は営業部で請け負うことになっている。
全ての書類仕事は営業部で扱う
出張で社内に営業はほとんどいないため、営業部にはノートパソコンが支給されている。
そのパソコンから会社のサーバーにアクセスができるのだが、契約書や社外秘の資料を閲覧できるようにアクセス権限を与えられていて、個人情報や内部情報を見ることができる。
BtoBのビジネスでこの認識はおかしい、と会社に直談判するも「じゃあ土日で書類仕事をしなさい」とのありがたい言葉を頂いたので、粛々と宿泊したホテルで機密情報を閲覧しながら作業に当たっている。
製造部の応援もしてしまう
営業部は土日は休みだけど、製造部は土日も工場が稼働しているため出勤している。
製造のスケジュールが間に合わないと、営業部から人員が駆り出されて土日に応援に当たることもしばしば。平日は出張なのに。
製造部の人から感謝されることもあるが、殆どは「営業部は出張で外に出ることができて羨ましい」という愚痴を聞くことになる。
ここの経験から「相手の立場になって考えれば相手を不快にさせることは少ない」というマインドを手に入れることができたのだから、彼らは反面教師として役に立ってくれたと思うようにして溜飲を下げた…つもりでいる。
年収は据え置き
「そこまで色々な事を任せられているんですから、お給料は多めにもらっているんでしょうね」そう言ってくれるお客さんは多いものの、そうは問屋が卸さない。
なんと私が就職してからの4年間、全く年収が増えていないんだ。
毎年もらう源泉徴収票は、今まで確認しないでタンスに仕舞っていたんだけど、2020年度は人生初のふるさと納税をしたから確定申告が必要になった。
確定申告で必要になる源泉徴収票を数年分改めて見返すと、衝撃の事実で年収に殆ど差がなかった。
みんなはしっかりと源泉徴収票は確認しておいたほうがいい。
営業手当で残業代込み
我社の営業部には「営業手当に全ての残業代を含む」という鉄の掟が存在する。
月1時間だろうが、月200時間だろうが営業手当10,000円で営業部員の使い放題プランだ。
会社にとってこんなにコスパの高いプランはないだろう。携帯会社にも見習ってほしい。
ぶっちゃけ労働基準監督署にかけこめば確実に勝てる条件が揃っている。
調べるとメールの送信時間やファイルの更新時間も残業の証拠になるらしいから、いま残業手当が出なくて悩んでいる人は覚えておいてほしい。
転職サイトで転職活動中
そんなこんなで私は絶賛転職活動中。
転職先は東京の企業を狙っているので、大手転職サイトを使用している。
主に「doda」「リクナビNEXT」「リクルートエージェント」を使用している。私の希望する職種の掲載数は「doda」が一番多かったので、今現在進めている転職希望先の会社のほとんどがdoda経由で進めている。
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dodaは求人数は他の転職サイトよりも多いが、受信するメールの量も圧倒的の多い。
メールが多くて嫌になるけど、求人数は多いから我慢して使っている。転職するまでの我慢だ。
転職は自分の価値が再確認できる
正直、転職活動をするまで自分の価値が分からなかった。
しかし、実際に書類選考や面接をしてみると、企業担当者からは「もっと良い条件でウチは出せますよ」といって貰えることもあった。
自分の経験やスキルは、今いる仕事では当たり前かもしれないけど、社外から見ればとても貴重なケースもあるんだと再認識した。
転職活動をしても必ず転職をしなければいけないわけではないから、興味がある人は求人サイトに登録だけでもしてみる事をオススメする。
私がそうだったように、おそらく自分の価値を考えるための良い機会になると思う。
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