2021年某日、久しぶりに大失敗な買い物をしてしまった。
無線LANルーターに接続するデバイスが増えたので、新しく通信速度が早い無線LANルーターを楽天市場で購入したんだけど、通信速度は逆に遅くなってしまった。
私自身は無線LANルーターにあまり興味がなくて、カタログスペックで通信速度が早いものをあまり考えずに購入したら通信規格が古いルーターだった。
我が家のWi-Fiが遅くなりまくって、休日を1日無駄にしたから恨み辛みをこの記事にぶつけたいと思う。
通信速度が1200Mbps→866Mbpsにダウンした
新しく購入した無線LANルーターはTP-Link「Archer A10」、そして古い無線LANルーターはBUFFALO「WSR-1800AX4」。
TP-Link「Archer A10」に買い替えたところ、Wi-Fi通信速度がめちゃくちゃ遅くなった。
およそ400Mbpsの速度低下はヤバすぎ。この原因は TP-Link「Archer A10」 がWi-Fi 6に非対応だったことにある。
つまりWi-Fi 6に非対応の通信速度が遅い無線LANルーターを自ら購入してしまったんだ。ぴえん。
無線LANルーターに必須の機能「Wi-Fi 6」
「Wi-Fi 6」は2021年10月現在では最新の通信規格。
以前の規格であるWi-Fi 5の最大通信速度が6.9Gbpsであるのに対して、最新規格のWi-Fi 6の最大通信速度は9.6Gbps。約1.5倍の通信速度を有する。
Wi-Fi 6 | Wi-Fi 5 | |
最大通信速度 | 9.6Gbps | 6.9Gbps |
周波数帯 | 2.4GHz帯/5GHz帯 | 5GHz帯 |
最大同時接続数 | 多い | 少ない |
省電力性 | ○ | ✕ |
接続安定性 | ○ | ✕ |
この表を見る限りWi-Fi 6規格以外に購入する価値がないことが分かってもらえると思う。
アホすぎて「Wi-Fi 6」→「Wi-Fi 5」の実質ダウングレードをする
新しく購入した無線LANルーターはTP-Link「Archer A10」
そして古い無線LANルーターはBUFFALO「WSR-1800AX4」
この2つの無線LANルーターを比較した表は下記。
Archer A10(新ルーター) | WSR-1800AX4(旧ルーター) | |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 5 | Wi-Fi 6 |
最大通信速度(カタログスペック) | 1733Mbps(5GHz) | 1201Mbps(5GHz) |
理論上の最大伝送速度 | 866Mbps | 1200Mbps |
アンテナ数 | 4本 | 4本 |
省電力性 | ✕ | ○ |
発売日 | 2020年8月 | 2020年7月 |
より新しいTP-Link「Archer A10」には何故かWi-Fi 5規格が採用され、一ヶ月早く発売されているBUFFALO「WSR-1800AX4」には最新規格のWi-Fi6が搭載されている。
意味がわからぬ。古い規格なんて排除してしまえばいいのに。そうすれば私はこんな失敗をしなかった。そんな八つ当たりをしたい今日この頃。
過去にWi-Fi6のスゴさは記事にしていた
買い物に失敗した。2020年時点でWi-Fi 6のスゴさは記事にしていたのに。(倒置法)
過去の記事は下記。
-
【Wi-Fi環境の改善】人生はじめてWi-Fi6を体感した話【回線速度が6倍に改善】
最近、家の中のWi-Fiが突然切断されてしまうことが増えた。 今までずっとNTT東日本と契約して受け取ったルーターを使用していたけど、これを気にルーターを新しくしようと思ってBUFFALOのWSR-1 ...
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どれだけ無線LANルーターに興味がなかったのかを露呈してしまった。
書いていてあまり面白かった記憶もないため、忘却の彼方に飛んでいってしまっていたのだろう。
あまり無線LANルーターの知識と興味が無いがために、外箱に書いてあるカタログスペックの通信速度に踊らされてしまった。悲しみ。
カタログスペックに騙された
紛らわしいが最大通信速度はTP-Link「Archer A10」の方がカタログスペック上。
TP-Link「Archer A10」が最大通信速度1733Mbps。
対してBUFFALO「WSR-1800AX4」の最大通信速度は1201Mbps。
でも通信規格は最新のWi-Fi 6の方が速いので、BUFFALO「WSR-1800AX4」の方が回線速度が速い。
分かりづらい。
分かりづらいぞぉぉぉぉぉぉ!!!!
こうやって情弱な消費者は騙されていくんだね。そして私は騙されてしまったんだね。
でもメーカーは悪くない。騙される情弱、つまり私が悪い。
Wi-Fi 6以外のルーターを購入する価値はない
2021年10月時点でWi-Fi最速の通信規格である「Wi-Fi 6」。混線により読み込み時間がかかることはほぼ無い。
Wi-Fi 6が搭載されていない無線LANルーターを購入する理由はない。
なぜなら通信速度が最速なのだから。Wi-Fiで迷ったらWi-Fi 6規格を購入すればいいんだなぁ。すずを。
Archer A10は悪くない
TP-Linkは無線LANルーターなどのネットワーク接続機器を販売しているメーカー。
2013年には世界市場シェアの42%を獲得して堂々の世界1位に君臨した一流企業で、TP-Linkが作る製品のレビュー記事や動画は数多い。
Archer A10も2020年の下旬に発売されたところを見ると、たぶんWi-Fi 6を必要としない層に販売する意図を持っての商品であると思う。
Archer A10を購入するべき人
そんな人はいない!
これから無線LANルーターを購入する人は、必ずWi-Fi 6対応しているものを選ぶこと。
Wi-Fi 6以外はゴミだと思ってOK。
ただArcher A10のデザインは素敵。アンテナの主張が強くて見た感じはWi-Fiの電波強度は強そう。
だけどWi-Fi 6非対応なので買わない方がよい。
失敗から学ぶことは多い
今回は「Wi-Fi 6」の重要性を理解していなかったがために無駄な買い物をしてしまった。
私にとってArcher A10は全く必要のない無線LANルーターということが分かったので、早々にメルカリで売却する予定だ。
今回失敗したことで、もう二度と同じ鉄を踏むことは無いだろう。失敗は繰り返さなければ意味がある、と自分に言い聞かせて新しい無線LANルーターを購入することにする。