電子マネーの普及でキャッシュレス割引が施行された。
すでに国がキャッシュレスを推奨しているため、買い物の支払いで現金を使用することは徐々に少なくなってきた。時代はキャッシュレス。時代はクレジットカード。クレジットカードの使いすぎには注意が必要だが、浪費癖が元々ない人や自己管理ができる人にとってはクレジットカードを使わないという選択肢は無い。
かくいう私も絶賛キャッシュレス化を進行中だ。
出張族の私は楽天トラベルを頻繁に使用するので約2年前に楽天カードから『楽天プレミアムカード』に切り替えた。
しかし、2020年現在は後悔の渦中だ。
『楽天プレミアムカード』の年会費は11000円。出費としてはなかなか大きい。
このまま『楽天プレミアムカード』を継続するか、それとも年会費2200円の『楽天ゴールドカード』へ切り替えるか。
はたまた年会費無料の『楽天カード』に原点回帰するかを比較していく。
楽天カードのランクは3つ
日本国内でNo.1シェアともいわれている「楽天カード」。あらゆる人がブログや動画で紹介をしているので、知らない人はいないだろう。
楽天カードには3つのランクがあり、それぞれ年会費が変わってくる。
年会費(税込み) | |
楽天カード | 無料 |
楽天ゴールドカード | 2,200円 |
楽天プレミアムカード | 11,000円 |
実は、楽天プレミアムカードよりもランクが高いカードが存在する。
そのクレジットカードの名は『楽天ブラックカード』。
これに関しては消費者からの申込みをすることはできない。
楽天からの招待が届いて、その招待状に記載されている手続きをして初めてブラックカードにランクアップできるらしい。
『楽天ブラックカード』の年会費は30,000円。あくまでも噂でしかない。私に招待が来たことはないが興味はある。
楽天プレミアムカードの特典
楽天プレミアムカードには様々な利点がある。しかし全ての人が恩恵を得られる特典ではなく、海外旅行に行くことに特化した特典の内容になっている。
楽天プレミアムカードの特典
- プライオリティパスが無料
- トラベルデスクを使用可能
- 海外旅行の保険が充実
- 楽天ポイントアップコースを選択可能
『プライオリティ・パス』が無料で付帯
『プライオリティ・パス』は、世界各地の空港ラウンジを無料で使用できるようになる会員証。
他社のクレジットカードを利用して、『プライオリティ・パス』を発行しようと思ったら原則有料での発行になる。
海外に頻繁に行く人であれば、タダで会員証をもらえるので魅力的。
国内のラウンジも無料で使用できるので、空港を頻繁に使う人にもよいかも。
トラベルデスクを無料で利用できる
私は楽天プレミアムカードに登録するまで『トラベルデスク』とは何なのかを全く知らなかった。
『トラベルデスク』は海外の現地にある旅行者用のサービスで、観光情報を教えてもらったり、現地のレストランやオプショナルツアーを予約できる他、旅行中のトラブルにも対応してくれる。
パスポートを持っていない私にとっては残念だが無用の長物だ。
かなしい。
海外旅行保険が充実している
1ランク下の『楽天ゴールドカード』よりも海外旅行損害保険で得られる保険金が大きく設定されている。
旅行者にとってこの金額差はかなり大きい。
保険の種類 | 保険金額 | 楽天カード・楽天ゴールドカード | 楽天プレミアムカード |
死亡保険後遺障害保険 | 最高額 | 2,000万円 | 5,000万円 |
傷害治療保険 | 1回の限度額 | 200万円 | 300万円 |
疾病治療保険 | 1回の限度額 | 200万円 | 300万円 |
賠償責任保険(免責なし) | 1回の限度額 | 2,000万円 | 3,000万円 |
救難者保険 | 年間限度額 | 200万円 | 200万円 |
携行品損害保険 | 年間限度額 | 20万円 | 50万円 |
海外旅行者向けのクレジットカードであることが分かる。
むしろプレミアムカードよりも、無料の楽天カードの保険金の限度額がここまであるのが驚きだ。楽天頑張ってるね。
そして私には必要のない保険。かなしみ。
ポイント倍率がアップする3つのコース
楽天プレミアムカードには、使用者のライフスタイルに合わせた3つのポイントアップコースが用意されている。
ポイント倍率アップコース
- 楽天市場コース
- トラベルコース
- エンタメコース
楽天市場コース
おそらくプレミアムカードを作る人の中で一番需要があるサービス。
毎週火曜日と水曜日に楽天市場で買い物をすると、ポイント付与倍率が+1倍になる。
ポイント倍率も上がって、期間限定ポイントの上限も上がるので世の中の「せどらー」達には必須。
トラベルコース
私はこれを目当てに契約をした。
楽天トラベルで宿泊した際のポイント付与倍率が+1倍になる。
だが楽天トラベルは便利なのだが、価格はそんなに安くない。
宿泊ホテルに直接予約を取ったほうが安くなることが多い。
エンタメコース
「楽天ブックス」と「楽天TV」を使用することでポイント付与倍率が+1倍になる。
楽天ブックスで紙の本やゲームを購入すれば恩恵にあやかれるが正直微妙。
電子書籍やダウンロードコンテンツが主流の時代にこのコースいる?
楽天Koboがコースに入れば需要が高まると私はにらんでいる。
楽天プレミアムカードのポイント倍率アップは本当に優れているのか?
ここまでで楽天プレミアムカードは、海外旅行に特化したクレジットカードであることを理解できた。
では、国内での使用するとどうなのか?
楽天のクレジットカードを使用することで、1番ポイント還元率の恩恵を得ることが出来る『楽天市場』での買い物を元にポイント付与の比較をしよう。
楽天カード | 楽天ゴールドカード | 楽天プレミアムカード | |
年会費 | 無料 | 2,200円 | 11,000円 |
カード決済 | 1% | 1% | 1% |
楽天市場利用 | 2% | 2% | 2% |
楽天有料カード特典 | 2% | 2% | |
楽天市場コース特典 | 1% | ||
合計 | 3% | 5% | 6% |
あれ?
楽天ゴールドカードとポイント倍率が1%しか変わらない。
年会費2,200円の楽天ゴールドカードのお得さヤバくない?
年会費分のポイントを得るには18.5万円分の買い物が必要
楽天プレミアムカードの年会費分の11,000円分の楽天ポイントを獲得する事で初めて「元が取れた」と胸を張って宣言できる。
楽天プレミアムカードの楽天市場コースを選択し、火曜日と木曜日のポイント1倍付与を利用して楽天市場で購入した場合、18.5万円分の買い物をすることで年会費分11,000円の楽天ポイントが付与される。
楽天市場で「37万円以上」の買い物をすれば、楽天カードよりもお得
しかし、よく思い出してほしい。
年会費無料のみんなに愛されるベーシックカード『楽天カード』の存在を。
18.5万円分の買い物をした時の『楽天クレジットカードの各ランク』の付与ポイントを表にしよう。
楽天カード | 楽天ゴールドカード | 楽天プレミアムカード | |
年会費 | 無料 | 2,200円 | 11,000円 |
楽天市場付与ポイント倍率 | 3% | 5% | 6% |
購入費 | 185,000円分 | 185,000円分 | 185,000円分 |
付与ポイント | 5,550ポイント | 9,250ポイント | 11,100ポイント |
そのポイント差はたったの5,500ポイント。
同じ条件で『楽天カード』・『楽天プレミアムカード』の獲得ポイント差を10,000ポイント分つけて元を取るには年間37万円以上の買い物をしなければいけない。
楽天市場で年間37万円も買い物できるって、それどこのセレブやねん。
楽天ゴールドカードなら11万円で元が取れる
因みに『楽天ゴールドカード』で元を取るには年間11万円以上の買い物をすればOK。
11万円ならなんと元が取れそう。
希望の光が見えてきた。
比較するほど『楽天ゴールドカード』が魅力的
年会費11000円の「楽天プレミアムカード」に対して、『楽天ゴールドカード』は年会費2200円。
楽天プレミアムカードの特典は「海外旅行に関したもの」がほとんどだ。
逆に、年会費2,200円で特典盛り盛りのクレジットカードは楽天ゴールドカードだけ。
元を取るためには年間11万円以上の買い物を楽天市場でしなければいけないが、調べてみると実はそんなに難しくなさそう。
楽天市場でふるさと納税
私の年収は400万円。控除上限額は約6万円だ。
ワイシャツや出張用のガジェット類を購入すれば10万円は簡単に達成できるだろう。
合わせて期間限定で開催される「お買い物マラソン」を利用することで、さらに楽天ポイントの還元率を上げることが出来る。楽天すごい。
ETCカードの年会費が無料
楽天ゴールドカードであれば約500円の年会費が必要なETCカードを無料で発行することができる。
使用することで楽天ポイントにも還元されるので、車を持っている万人にオススメできる内容だ。楽天は本当にスゴイ。
入会特典で実質2年間の年会費無料
新規での入会をすることで2,000ポイントが付与される。更にカードが届いた月に使用することで3000ポイントが付与されるので、合計5,000ポイントを獲得することが出来る。
ポイントをゲットするためには、事前に楽天キャンペーンにエントリーする必要があるので要注意。
海外旅行に行くなら『楽天プレミアムカード』
楽天公式HP
海外旅行もしくは海外出張に頻繁に行く人。
空港のサービスや現地サービスの恩恵を得られる人にはオススメ。
考えるのが面倒ならば『楽天カード』が正解
楽天公式HP
年会費無料、ポイント還元率1% もうカードを作らない理由が見当たらない。
クレジットカードを初めて持つ人の最初のカードとしては最適。
結論 楽天ゴールドカードに切り替えをする
私の利用方法を考えれば『楽天ゴールドカード』を使用することが最も賢い選択だったということが分かった。
結局無料で付帯されていた『プライオリティ・パス』を使うことは一回もなく、なんのメリットもないキラキラしたクレジットカードを2年間持っていただけだったんだ。
なんてこった。
次回年会費の精算前にカードのランクを『楽天ゴールドカード』に切り替えをする。