人間身だしなみがとっても大切。
薄汚れた身なりをしている人と、キレイな服を着ている人を見比べた時にどちらが好印象を持つかなんて言うに及ばず。
顔とか服などの目がつく場所はみんな綺麗にできるんだけど、あまり目のつかない場所は汚い人が多い。
ズボラな私は営業職になってから気づいたんだけど、意外と靴の状態は人に見られているんだ。
仕事がデキる人は、靴がキレイな人が多い
仕事がデキる人は実は靴がキレイなことが多い。
人前に立つ仕事の人は、ほとんどがスーツを小綺麗に着ている。
しかし、靴をよく見るとお世辞にもキレイとは言えない状態の人は多い。
商談は相手の顔を見ながら行うので、足元を見ることは殆どないと油断をすることが原因。
「普段目が付きにくい靴がキレイ」=「仕事にも細やかな対応が期待できる」というのが私の持論。
この持論はあながち間違っておらず靴がキレイな人は、メールの返信が早い、見積もりが即日、質問に対しても真摯に対応をする人が多い傾向がある。
逆に靴が汚い人と仕事をすると、思ったように進まずにイライラする事が多い。あくまでも割合なので全員ではない。
気づいたのは営業2年目
靴がキレイな人=仕事がデキることに気づいたのは、営業になって2年目のことだった。
商談中のアイスブレイクに商談相手のA氏が元営業職だった事が分かり、A氏の当時の苦労や営業のノウハウについての話になった。
わかります。
仕事相手が几帳面だと嬉しいですよね。
営業職だった時に気づいたんだけど、靴がキレイな人は几帳面な人が多いんだよ。
その言葉が頭から離れずに、その日以降から商談相手の靴を確認する日々が続いた。
靴がキレイな人=几帳面
日々合う人の靴を確認すること半年。
A氏の言った通り、靴がキレイな人には几帳面な人が多かった。
- 連絡をすると回答が早い
- 資料を転送するとお礼の連絡が必ずある
- 調査書を送ると1週間以内に返送されてくる
- こまめに連絡をくれる
レスポンスが早くて気持ちよく仕事ができるので相手としては嬉しい。
上達への近道はマネ
几帳面な人との仕事はスムーズで気持ちがいい。
私も社会人である以上は、仕事相手に気持ちがいい思いをしてもらいながら一緒に仕事ができるようになりたい。
気づいた日から、できる限りレスポンスは早くするように心がけた。
それと同時に自分の革靴をキレイにすることで、相手に与える第一印象を良くしようと定期的な靴磨きをするようになった。
靴がキレイになると気持ちがよく、今でも靴磨きは続けている。
靴磨きは初心者でも15分くらいで簡単にできる
初めて靴磨きをするとなると「どれだけの時間がかかるのか?」「必要な物はあるのか?」など気になる点は多いと思う。
結論、靴磨きは超簡単で15分くらいでできる。
靴磨きセットを買っておけば間違いない
初めての靴磨きであれば全てまとめて用意されているセットを購入しておけば失敗はない。
私も未だに靴磨きセットを使用していて、ワックスが無くなったら買い足す予定だ。
シューキーパーがあれば磨きやすい
シューキーパーは必須ではないけど、あればかなり磨きやすい。
靴を磨く時は革の表面に力をかけるので、シューキーパーを入れることで革が凹まずにしっかりと磨くことができる。
靴磨きの流れ
靴磨きの流れは大きく分けて3つ。
- ホコリを落とす
- 剥離剤で汚れを落とす
- ワックスを塗ってツヤ出し
磨く前の革靴
一番汚くなるのは、靴の先端の爪先部分。
いつの間にか擦れていて傷が無数についている。
STEP①.ホコリを落とす
馬毛のブラシで靴全体のホコリを落とす。革の縫製部分などにホコリが溜まっているので、ホコリを落とす際は床を汚さないためにも新聞紙などを下に敷くのがオススメ。
STEP②.剥離剤で汚れを落とす
ホコリを落とした後は、革にこびり着いた汚れを剥離剤で落とす作業。
いらなくなったタオルに剥離剤を染み込ませて、革靴を優しく擦ることで汚れがガンガン落ちる。
STEP③.ワックスを塗ってツヤ出し
ホコリも汚れも落としてキレイになったら、ワックスを塗って靴をピカピカにする。
靴磨きセットにはワックスが数種類入っている物が多い。入門用なのに凄い。
ソフトレザー用、黒革用など色々な種類があるので自分の革靴に合ったワックスを選んで使うことが可能。
私の革靴は黒色なので、主に黒革用のワックスを使用している。
ワックスを塗った後にクロスで磨くと一層ピカピカになるので絶対やっておこう。
靴磨き前後の比較
靴磨き前と後の比較をした写真はコチラ。
一目瞭然の綺麗さ。
さらに拡大した写真はコチラ。
写真で見るよりも、肉眼で見るとさらにキレイなことが分かる。
たった15分でこれだけキレイになるから、靴磨きはやらないと損。
キレイになった革靴を履くと気持ちがいい。
靴がキレイだと履くのが楽しくなる
革靴を履くこと自体が楽しくなってくる。
自宅の靴箱から出すときも「さすが私の靴、ピカピカで目に入れても痛くない」という感情が出なくもない。
靴がキレイになってから、仕事へのモチベーションが上がったのは間違いない。
「靴がキレイですね」と言われるようになった
キレイな靴を履いていると、やはり見ている人は多いようで「キレイな靴を履いていますね」と言われることが多くなった。
人に褒められるのは悪い気はしないし、褒められているということは相手に好感をもって貰えたということ。
靴を見ている人は部長クラスなどの年配の方に多い傾向があるので、打算的な考えだけど気に入られれば商談はスムーズに進みやすい。
靴磨きをすれば革靴が長持ちする
革靴は安い買い物ではない。
安いものでも5,000円以上の価格だし、高いものになると3万、4万超えは当たり前。
革靴はできるだけ長く大切に使っていきたい。
靴磨きをしておけば、靴が傷む機会はグッと減る。
ワックスの塗ることで革の補修ができるし、革製品の弱点である水にも強くなる。
履きなれた靴を長く使うためにも、定期的な靴磨きは必須。